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孫子の兵法 第2 作戦篇

ポルポト終焉の地

山本賢の『孫子の兵法』

【中国語:日本語:英語】版

 Even monkey can understand Mr. YAMAMOTO’s Sun Tzu’s The Art of War 

の改訂版で自衛隊援護協会から出版された本です。上記の本は、自衛官用として、戦術用語を駆使で書かれた教範のような書き方ですが、今回、これを民間用語を使用して書き直ました。乞う、ご期待。ご意見がありましたら、お知らせ下さい。皆様の意見をお待ちしています。

Even bilingal Mine Detection Dog can understand Mr. YAMAMMOTO’s Sun Tzu’s The Art of War.

 

 

 

 

第2章 作戦篇

Chapter 2: Operations

二ケ国語を理解する地雷探知犬

山本賢の『孫子の兵法』講座

中国語:日本語:英語 

 

 

 

 

 

 

 

【原典】

孫子曰、凡用兵之法、馳車千駟、革車千乗、帯甲十萬。千里貴糧、則内外之費、賓客之用、膠漆之材、車甲之奉、日費千金。然後十萬之師擧矣。

※ Comment ;

馳車千駟【チシャセンシ】:One thousand fast four-horses pulling chariots which are the ancestor of tanks.

革車千乗【カクシャセンジョウ】:One thousand heavy leather-covered transportation coaches which means Armored Goods transportation Carrier.

   帯甲十萬【タイコウジュウマン】:Ten

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英語de軍事『四字熟語』 VOL.17

こんにちは、山本賢です.         

 

フンセン・ノートと松島うちわと小渕ワイン

 &『苛政猛虎』

  

山本賢の似顔絵  

    第二次安部改造内閣の目玉政策で、華々しく4名の女性閣僚が誕生した。画期的な人事である。がしかし、前代未聞の珍事件が起きた。

  『法の番人』のトップの松島みどり法務大臣が、民主党のエース連芳衆議院議員から国会で「法務大臣は、選挙民に対して『松島うちわ』を配布した。この行為は公職選挙法の違反であると、厳しく追及された。「法務大臣たる者が公職選挙法に違反した」として国会で厳しく追及され、辞任に追い込まれた。

 

 

 

 

 

 更に、新進気鋭の小渕優子経済産業大臣も野党から『公職選挙法違反』の追及を受けて、彼女もまた辞任に追い込まれてしまった。更に自分の写真をラベルに貼り付けた『小渕ワイン』や『カレンダー』等を選挙民に配ったとして、この行為は、公職選挙法に違反するとマスコミが一斉に報じた。そして、小渕優子大臣も辞任に追いこまれてしまった。そして、小渕優子経済産業大臣の後任者の宮沢大臣も外資系の会社から政治献金を受けたとして、政治資金規正法違反であるとして、野党やマスコミの『集中砲火』を受けた。

因みに、この蓮舫議員、JICAの職員には、とりわけ評判が悪い。本来、大蔵省の実施していた、各省から出された予算の削減削減業務を『事業仕分け』としょうして、マスコミの前で削減するパホーマンスをしたのである。

そして、東京都の一等地の六本木/恵比寿のJICA地球ひろばの施設が『お取り潰し』相成ってしまったのである。JICAの地球広場で、JICA個人コンサルタントの中込璋さんと共に、恵比寿の地球ひろばで、『地雷や不発弾処理の講話』や『軍人や難民に対する職業訓練』の講話実施したことを懐かしく思います。

そして、この珍事件は、TIME〔November 3, 2014〕に阿部総理の『苦虫を噛み潰したような写真』と共に報道された:-

Although highly educated Japanese women are among the least employed in the developed world: Japan below Cambodia とあり、「日本の女性の活用は、カンボジア以下である」と報道された。

そして、“20,000 paper fan to her constituent …….”と二万枚の『うちわ』が選挙民に配られた』と全世界に報道された。これらは、国民の税金である。 

更に、驚くべきことは、政治的適確性に欠く女性閣僚の任命は、安倍晋三総理の任命責任だとして、野党からの追求問題がこじれて、12月14に衆議院の選挙により、国民の審判を仰ぐことと相成った。全く持って、国民不在の政治である。

この一連のマスコミ報道のTVやTIME誌等で見ていて、不肖、山本賢は、カンボジア地雷除去活動センターCMACでJICAの長期専門化として勤務している頃のことを思い出した。カンボジア王国も選挙戦は、日本と同様激戦である。

山本賢とカンボジア王国の政党看板

 

『松島うちわ』も『小渕ワイン』も、それぞれ自分の顔を入れた選挙用グッズで、カンボジアで大人気のフンセン首相の顔の書かれた『フンセン・ノート』と『フンセン時計』と瓜二つである。『フンセン・ノート』は子供たちに、『フンセン腕時計』は大人達に配るのである。日本では、公職選挙法に触れるが、カンボジア王国では、法に触れることはない。

  

日本国がODA予算で購入した地雷を処理する『潅木除去機』や『車両』や『地雷探知機』等の引渡し式が行われる際に配布する。この式典には「日本国大使」と「フンセン首相」が出席する。そしてこの式典には、一般市民が5~6千参加する。お目当ては、ODAの引渡し式典に参加すると『フンセン・ノート』が一人一冊ずつもらえるとあってCMACのトレニング・センターに遠路はるばる集まって来るのである。

 

そして、公職選挙法の選挙違反だとして小渕事務所は、特捜本部家宅捜査を受けた。共産党の志位委員長曰く『公職選挙法の政党助成金は、国民の血税を使用するとのことで、この法律に断固反対する』と。不詳、山本は、共産党員ではありませんが、この志位委員長の意見に大賛成である。

むしろ、フンセン首相のポケットマネーで買って、選挙権のない貧しい子供達に自分の顔入りノートを配布するとのことで、すこぶる評判が良い。そして、大人たちには、腕時計の文字盤に『フンセン首相の似顔絵』が書いてある腕時計を配っていた。興味津々、「私にも、このフンセン時計を下さい!記念品にします。」と言ったところ。ミスター山本は、選挙民ではありませんのでだめです!と言われたことがあった。

フンセ夫妻と小渕夫妻の後方はソッカーン官房長官

フンセン首相は、土日・休日の公務が無いときは、よくサムソタCMAA事務局長(閣僚)とラタナCMAC副長官(フンセン首相後援会会長)を引き連れて、農民に贈呈する灌漑用ポンプ等を持参して選挙区まわりをしていた。カンボジアでは、公務員も選挙活動がゆるされている。このフンセン首相の支援に私の通勤用の乗用車と運転手を幾度となく派遣した。

 

日本の総理大臣の任期は短いが、『フンセン首相』は、1998年から首相に就任したままである。小渕敬三総理にも総理大臣であった。ケムソファンCMAC長官室には、フンセン首相、小渕恵三総理とケムソファンCMAC長官の大きな写真が飾ってあった。

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