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英語de軍事『四字熟語』 VOL.10

『老驥伏櫪』の国際貢献

不肖、山本は、JICAの個人コンサルタンの中込璋氏と共に、JICAの『地球ひろば』や小中学校で国際貢献のお話をすることがある。不肖山本は、75歳、中込さんは80歳、共に後期高齢者でもある。この中込璋さん、JICAが実施した、発展途上国途上国に対する職業訓練場の建設や地雷処理機材の研究開発等で、世界128カ国の国々に出かけて、国際貢献貢献をされた方でもある。そして、劣化ウラン弾の調査で、遠路はるばる公明党党首の山口那津男氏と共にアフガニスタンにまで出かけた方である。

この中込璋氏、アフガニスタンからソ連軍が涙をのんで撤退した直後、JICAのお仕事で、ガイガーカウンター放射能測定機を肩にかずいて、遠路遥遥、アフガニスタンに、劣化ウラン弾の調査に行ったと聞いた時、JICAは、何と無駄なことを、する組織かと思った。劣化ウラン弾なんかあるはずがない。不肖山本に、電話で聞いて頂ければ。即座に『そんなものあるはずがない!』『アフガニスタンに持ち込んだ兵器を見れば、劣化ウラン弾を射撃することの出来る火砲を搭載した武器の有無で判別できる』と。

中込さんの調査経路を下記に示す。カブールから、タリバン発祥の地で、タリバンの『芽城』でもあったカンダハルへ行き、次にヘラートへ行ったとのことである。誠にご苦労なことである。そして、バーミヤン経由でカブールに帰って来たとのことである。劣化ウラン弾の放射能の危険性は、ゼロであったが、危険いっぱいのJICAのお仕事であった。以下、中込さん劣化ウラン弾調査経路と劣化ウラン弾のパワーポイントの説明資料を掲示させて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ アフガニスタンを縦断して調査を実施したところ、ガイガー・ミューラー・カウンターに反応なし。『劣化ウラン弾の使用された痕跡は、なかった!」と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ★ JICA理事長の緒方貞子さんは、不肖山本よりも、10歳年上である。『老驥伏櫪』の見本みたいな方である。この写真より、しばらくして、緒方貞子さんは、カンボジアのCMACの地雷除去現場に視察に来られた。

地雷除去現場でJICA理事長の乗ったカンボジア政府高官専用ヘリを待ち受けた。ラタナ副長官曰く『ミスター・山本と緒方貞子さんとどちらが年上か?』。不肖山本答えて曰く『緒方理事長は、私より、10歳年上です』と。ラタナ副長官〔現在はCMACの長官〕の命令一下、ヘリポートからブリーフィング会場までの道路補修を実施した。この緒方貞子さんの歳の話は、現場の見学者全員に伝わった。

緒方貞子さんの乗った政府専用ヘリが着陸するやいなや、スタコラ歩いて、ブリーフィングを実施するテントまで、スタコラ歩いて行った。カンボジアの皆さん、JICA理事長の強健ぶりにびっくり仰天し、万雷の拍手を送った。因みに、不肖山本の年齢とラタナ副長官のお母さんの年齢は、同じである。

 

読者の皆様に劣化ウラン弾について説明したパワーポイント資料を掲載させて頂きました。お読み下さい。

★ 因みに、劣化ウラン弾とは、どのような物質であるのか。原発の核燃料製造時の有害廃棄物であり、一昔前は、その比重が大きいことから、ジャンボジェット機の尾翼のトリムやヨットの転覆防止の為のキール・ウエイト等に多様されていた。そして、タングステン・カーバイトと同じぐらい重いこと〔断面重量が大〕であることより装弾筒付徹甲弾への応用が進み、自燃性〔hypergolic〕のあることから一挙に対装甲弾への応用がなされた。そして、夢の徹甲弾〔Silver bullet〕 と呼ばれるようになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ 断面比重が大であり、戦車の装甲板に着弾後、自燃性〔hypergolic〕により、自動的に発火燃焼する。対戦車砲弾として理想的な弾薬である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ 劣化ウラン弾が使用されたか、否かは、わざわざ現地に趣いて調査しなくとも、上記の兵器がアフガニスタンに持ち込まれたか否かで、判別する事が出来る。中込さんが、アフガニスタンに調査に趣いた以前には、上記の兵器は、使用されていなかった。

ごく最近のことである、アフガニスタンのテレビ放送で、劣化ウラン弾が原因と推定される「奇形児」の映像を見た。そんなはずがないと不思議に思って、調べて見たら、米軍が、上述した兵器をアフガニスタンにわんさかと持ち込んでいた。不肖、山本は納得した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中込璋氏との出会い;

この中込さんとは、JICAの要望調査団の一行として、カンボジアに来られた時に初めて会った。JICAの『要望調査』とは、発展途上国の国々が色々な要望を日本国政府に提出するが、その内容が適切なものであるか、否かを審査するためのものである。つまり、日本の省庁が毎年、予算要求を大蔵省に提出し、その要求が妥当か否かの査定を受けるが、同じようなことを、ODA予算でも実施している。極めて合理的な業務遂行手段である。

 

 ★ JICA個人コンサルタントの中込璋氏。パイリンのタイ・カンボジア国境の検問所。赤白の道路遮断機の向こう側は、タイ国。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ パイリンにて、中込氏と共に記念写真。一年前までは、パイリンの街は、ポルポトの残党が支配していた街として、中央政府の権限が及ばないカンボジアの街としてJICAの立ち入りが禁止されていた。CMACの警備担当をしている、カンボジア陸軍の憲兵隊Gendarmerieの護衛付きで、かってポルポトの支配していた街にある、CMACの第6地雷除去隊の車両整備員教育に来たことがある。来てみて、驚いた、街は綺麗で、治安も非常に良好であった。しかし、パイリン市の首脳部や政商は、密輸や麻薬やルビーや密材木伐採で得たお金を作りだし、道路建設や街清掃をし、治安維持しているとのことであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ 中込璋さんが、カンボジアのCMACの要望調査に来られた直後、山本が夏期休暇で一時帰国した際に、公明党党首の山口那津男氏の事務所に表敬訪問。山口さんは、アフガニスタンの視察から帰って来た直後であり、事務所には大きなアフガニスタンの地図が掲げてあった。山口さん曰く『僕、来週カンボジアのCMACの地雷除去機の実用試験の視察に行く・・・・・』と。

★ 小学6年生に対する中込璋氏の地雷処理の講話。

中込さんと知り合いになったのは、不肖山本が勤務していたCMACが、カンボジア政府を介して提出した、CMACの要望書に書かれた内容が適切か?否かの調査をする為に、2週間ほど来られたときであった。

要望書を提出したCMACは、要望書に書かれた内容が承認されるか?否か?は、次年度以降の業務を左右するとあって、CMACのラタナ副長官が、JICAの調査団に随行した。無論、このCMACの要望書の制作に当たっては、不肖山本の提案した、整備工場の建設や潅木除去機の整備施設も含まれていた。

カンボジア地雷除去センター【CMAC】の中央整備工場の建設も中込璋氏の設計図を基に建設された。また、その中で整備される『潅木除去機』Brush Cutterの開発を手がけて、国連の認可取得に努力された方である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ 中込璋氏の設計したカンボジアのバッタンバンのCMACの中央整備工場。建設中。この中で、車両や地雷除去機〔潅木除去機〕の整備が行われる予定。

 

この中込璋さんの設計したCMACの中央整備工場の中で、どのような整備が行われているのかを軍事英語の読者の皆様にご説明申し上げます。以下の資料は、CMAC本部とJICAカンボジア事務所に提出した報告書の別紙をコピーしたものである。いわゆる『出張報告書』の別紙コピーです。

Appendix 1

Photo explanation:

Date: July 26, 2006

Place: Central Work shop of CMAC, Battam bang

 

★ Well come to CMAC’s work-shop, the home of CMAC mechanics

 Ambasador, High Excelency Takahashi wear informal semi sleeve,  Cambodian style

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